
白河市は、奥州の玄関口として知られています。 文字通り、奥州関門の名城とうたわれた小峰城は 南北朝時代に築城され、
日本百名城に数えられています。元禄2年(1689年)に、「奥の細道」の旅に出た松尾芭蕉が 白河の地に入り、
その旅の覚悟を新たにしたと言われています。 奥州街道がそのままの形で残っている中町通りは、
いまも歴史の面影を感じさせており、往時は近隣在郷からの
買い物客で大変な賑わいを誇っていました。 谷文晁の考案図柄で有名な「白河だるま市」もここで催され、
350年も続く「白河提灯まつり」も、この街道で行われてきました。